以前、ある団体に所属していた頃、治療家や整体師、鍼灸師が集まる場で、ある発言が心に残りました。
その中の一人が「患者さんが治ったら困るんじゃないですか?」と言ったのです。
この言葉を聞いて、私はとても悲しい気持ちになりました。彼は自分が治すと勘違いしているのだと感じ、施術をビジネスとしてしか捉えていないように思えたのです。
これは、キャリアの浅い治療家が陥りやすい考え方だと私は理解しています。
また、施術を学び始めたばかりの方が意気揚々とするのは素晴らしいことですが、どの分野でも新しい気持ちや学ぶ姿勢は非常に重要だと思います。