私は自分の悩みをあまり隠さない。だから、何でもあったことを話すようにしている。
嘘がつけない性格でもある。
これには幼い頃の体験が影響している。
子供の頃、川の近くにいた鯉を私が盗んだと言われて、夜中に近所のおじさんが怒鳴り込んできたことがある。夜の10時頃だったと思う。
そのおじさんは、おそらく酒を飲んでいて、勢いで文句を言いに来たのだろう。
その時、母に叩き起こされて、私が鯉を盗んだと怒鳴られたのだと思う。母もどうしようもなくて、私を起こしたのだろう。
しかし、朝になると、そのおじさんが謝りに来た。実は、私ではなく他の誰かが鯉を取ったことを謝罪しに来たのだ。
当時、父は不在で、妹と母の3人で暮らしていた。様々な幼少期を乗り越えてきた私が、今では多くの人の悩みを聞いている。
やりたいことは何でも挑戦してきたが、自分の天職にたどり着くまでには、たくさんの楽しい思い出があった。
人生には予測できない出来事が多いけれど、できるだけ楽しく前向きに生きていきたいと思っている。